海野 十三地獄街道1銀座の舗道から、足を踏みはずしてタッタ百メートルばかり行くと、そこに吃驚するほどの見窄らしい門があった。「おお、此処だ――」と辻永がステッキを揚げて、後から跟いてくる私に注意を与えた。青空文庫の作品カード