宮本 百合子

紅葉山人と一葉女史

今まで、紅葉山人の全集をすっかり読んだ事がなかった。

こないだ叔父の処へ行って二冊ばかり借りて来て、初めて、四つ五つとつづけて読んで居る内にフト気づいた事がある。

それは、一葉全集をよんで感じたと同じ事である。

いかにも立派な筆を持って居られた、と云う事は両方を見て等しく感じる事である。

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