島崎 藤村

藤村詩抄

自序

若菜集、一葉舟、夏草、落梅集の四卷をまとめて合本の詩集をつくりし時に

遂に、新しき詩歌の時は來りぬ。

そはうつくしき曙のごとくなりき。あるものは古の預言者の如く叫び、あるものは西の詩人のごとくに呼ばゝり、いづれも明光と新聲と空想とに醉へるがごとくなりき。

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