宮沢 賢治
鳥箱先生とフウねずみ
あるうちに一つの鳥かごがありました。
鳥かごと云ふよりは、鳥箱といふ方が、よくわかるかもしれません。それは、天井と、底と、三方の壁とが、無暗に厚い板でできてゐて、正面丈けが、針がねの網でこさへた戸になってゐました。
そして小さなガラスの窓が横の方についてゐました。ある日一疋の子供のひよどりがその中に入れられました。ひよどりは、そんなせまい、くらいところへ入れられたので、いやがってバタバタバタバタしました。
鳥かごは、早速、
宮沢 賢治
あるうちに一つの鳥かごがありました。
鳥かごと云ふよりは、鳥箱といふ方が、よくわかるかもしれません。それは、天井と、底と、三方の壁とが、無暗に厚い板でできてゐて、正面丈けが、針がねの網でこさへた戸になってゐました。
そして小さなガラスの窓が横の方についてゐました。ある日一疋の子供のひよどりがその中に入れられました。ひよどりは、そんなせまい、くらいところへ入れられたので、いやがってバタバタバタバタしました。
鳥かごは、早速、