蘭 郁二郎

宇宙爆撃

一

所長の発表が終ると、文字通り急霰のような拍手がまき起った。

その中でただ一人木曾礼二郎だけが、呆然とした顔つきで、拍手をするでもなく、頬をほころばすでもなく、気抜けのように突立っていた。

「おい、木曾君――」

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