蘭 郁二郎宇宙爆撃一所長の発表が終ると、文字通り急霰のような拍手がまき起った。その中でただ一人木曾礼二郎だけが、呆然とした顔つきで、拍手をするでもなく、頬をほころばすでもなく、気抜けのように突立っていた。「おい、木曾君――」青空文庫の作品カード