若山 牧水樹木とその葉噴火口のあとともいふべき、山のいただきの、さまで大きからぬ湖。あたり圍む鬱蒼たる森。森と湖との間ほぼ一町あまり、ゆるやかなる傾斜となり、青篠密生す。青篠の盡くるところ、幅三四間、白くこまかき砂地となり、渚に及ぶ。青空文庫の作品カード