魯迅

明日

「声がしない。――小さいのがどうかしたんだな」

赤鼻の老拱は老酒の碗を手に取って、そういいながら顔を隣の方に向けて唇を尖らせた。

藍皮阿五は酒碗を下に置き、平手で老拱の脊骨をいやというほどドヤシつけ、何か意味ありげのことをがやがや喋舌って

「手前は、手前は、……また何か想い出してやがる……」

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