坂口 安吾
街はふるさと
深夜の宴
一
「ア。記代子さん」
熱海駅の改札口をでようとする人波にもまれながら、放二はすれちがう人々の中に記代子の姿をみとめて、小さな叫び声をのんだ。
青空文庫の作品カード