山路 愛山

凡神的唯心的傾向に就て

三個の青年、草庵に渋茶を煎じて炉を囲む、一人は円顱に道服を着たり、一人は黒紋付の上に袈裟を掛けたり、三人対座して清談久し。やがて其歌ふを聞けば曰く

天地乾坤みな一呑や草の庵

大千起滅す一塵の裡

味ひ得たり渋茶一ぱい

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