種田 山頭火

四国遍路日記

十一月一日 晴、行程七里、もみぢ屋という宿に泊る。

――有明月のうつくしさ。

今朝はいよいよ出発、更始一新、転一歩のたしかな一歩を踏み出さなければならない。

七時出立、徳島へ向う(先夜の苦しさを考え味わいつつ)。

青空文庫の作品カード