村山 籌子
ひつじさんと あひるさん
あひるさんのうちの きんじよに、ひつじのやうふくやさんがありました。あひるさんは、がくかうからかへると、まいにち、ひつじさんのおみせへいって、ひつじさんが、ミシンでやうふくをぬふのを、みてゐました。
ひつじさんは、あひるさんが、まいにちきてうるさいので、おしまひには、あひるさんが、はなしかけても、へんじをしなくなりました。
「をぢさん、このきれ、なんていふの。」ときいても、
「をぢさん、ぬひめがまがってるよ。」といっても、ひつじさんは、だまってミシンをかけてゐました。