村山 籌子

三匹の小熊さん

ある所に、三匹の小熊さんがお母さんと一緒に住んでをりました。

朝になると、目覚し時計が、三匹の小熊さんを起します。

三匹の小熊さんは、それから朝の御飯を頂きますが、今朝からは、牛乳を飲まなければなりません。何故といつて、牛乳は三匹の小熊さんの身体のためには一番いいものですから。

けれども、困つたことに、三匹の小熊さんは、牛乳といふものは、にほひをかぐのもきらひです。そして、どうしても飲みません。それを見てゐたのが、戸棚の中の角砂糖さんです。箱の中から首を出しました。小熊さんたちは、牛乳は大きらひですが、角砂糖さんは大好きですから、今迄のシカメツ面はどつかへ飛んでしまつて、急に、ニコニコ致しました。

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