村山 籌子

泣いてゐるお猫さん

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 ある所にちよつと、慾ばりなお猫さんがありました。ある朝、新聞を見ますと、写真屋さんの広告が出てゐました。

「写真屋さんをはじめます。今日写しにいらしつた方の中で、一番よくうつつた方のは新聞にのせて、ごほうびに一円五十銭差し上げます。」

お猫さんは鏡を見ました。そして身体中の毛をこすつてピカピカに光らしました。そして、お隣のあひるさんの所へ行きました。

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