宮沢 賢治

みじかい木ぺん

一

キッコの村の学校にはたまりがありませんでしたから雨がふるとみんなは教室で遊びました。ですから教室はあの水車小屋みたいな古臭い寒天のような教室でした。みんなは胆取りと巡査にわかれてあばれています。

「遁げだ、遁げだ、押えろ押えろ。」「わぁい、指噛じるこなしだでぁ。」

がやがやがたがた。

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