宮本 百合子
日記
「黄銅時代」第一完成
一月一日(土曜)晴 寒
昨日夕方の六時頃漸々自分は此丈は間違わずにやってしまい度いと思って居た、「黄銅時代」の第一部の初稿を終った。
百六十枚ほどに成り、厚くどっしりと机にのって居るのを見ると、心がよろこびで跳った。よい来年の首途。其から林町へお年越しに行き、夕飯を御馳走になってから十二時過に帰った。
宮本 百合子
「黄銅時代」第一完成
一月一日(土曜)晴 寒
昨日夕方の六時頃漸々自分は此丈は間違わずにやってしまい度いと思って居た、「黄銅時代」の第一部の初稿を終った。
百六十枚ほどに成り、厚くどっしりと机にのって居るのを見ると、心がよろこびで跳った。よい来年の首途。其から林町へお年越しに行き、夕飯を御馳走になってから十二時過に帰った。