直木 三十五

ロボットとベッドの重量

一

「お前、本当に――心から、俺を愛しているかい。」

KK電気器具製作所、ロボット部主任技師、夏見俊太郎は病に蝕まれ、それと悪闘し、そして、それに疲労してしまった顔と、声とで、その夫人に、低く話かけた。(また――病人って、どうしてこんなに、執拗ものなのかしら)

夫人は、頭の隅で、一寸、こう眉を、ひそめてから、

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