平林 初之輔
現下文壇と探偵小説
探偵小説の芸術的価値
探偵小説は、英米では、ポー、スティーブンソンにはじまり、コナン・ドイルによって、近代小説の一つのカテゴリーとして、その存在を確立した。
仏国では、ガボリオ、ボアコベらが十九世紀中葉に、既に純粋な探偵小説作家として一家をなし、ガストン・ルルー、モーリス・ルブランの現在に及んでいる。
その他、探偵小説の語義を拡大して、犯罪文学という風に解するならば、世界のすぐれた小説のほとんど全部に、探偵小説の要素は含まれている。
平林 初之輔
探偵小説の芸術的価値
探偵小説は、英米では、ポー、スティーブンソンにはじまり、コナン・ドイルによって、近代小説の一つのカテゴリーとして、その存在を確立した。
仏国では、ガボリオ、ボアコベらが十九世紀中葉に、既に純粋な探偵小説作家として一家をなし、ガストン・ルルー、モーリス・ルブランの現在に及んでいる。
その他、探偵小説の語義を拡大して、犯罪文学という風に解するならば、世界のすぐれた小説のほとんど全部に、探偵小説の要素は含まれている。