種田 山頭火

鉄鉢と魚籃と

九月三日。

曇、さすがに厄日前後らしい天候。

朝は梅茶三杯ですます。身心を浄化するには何よりもこれがよろしい。

前栽の萩――それは一昨年黎々火君と共に裏山から移植したもの――が勢よく伸びて、びっしり蕾をつけている。早いのはぽつぽつ咲きだしている。萩は何となく好きな花だが、それは山萩にかぎる。葉にも花にも枝ぶりにも私たち日本人を惹きつけるものがある。

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