種田 山頭火

行乞記

七月廿八日

六時すぎ出立、道はアスフアルトの一路坦々。朝風が法衣の袖にはらんで涼しい。

九時から山口市の裏通行乞二時間。

鈴木の奥さんに御挨拶する、思ひがけなくお布施を頂戴して恐縮した。

青空文庫の作品カード