竹久 夢二

桜さく島

路

青い野原のなかを、白い路がながく/\つヾいた。

母とも姉とも乳母とも、いまはおぼえもない。

おぶさつたその女が泣くので、私もさそはれてわけはしらずに、ほろ/\泣いてゐた。

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