羽仁 もと子

たましいの教育

思慮というものの全然芽を出していない幼児には、ただ外形ばかりが強い問題である。

幼児ほど形の上から物を鵜呑みにするものはない。そうしてその鵜呑みにしたことを、よいこととして守ってゆくものはない。

さらに幼児ほど好奇心の強いものはない。十分かれらの好奇心に投じてゆくならば、そのまちがっていることも、必ずなおしてしまうことができる。

それゆえ幼児には、外形をもってまずよいことを鵜呑みにさせることが必要である。

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