井上 円了

南半球五万哩

南球五万哩余程、沐雨梳風嘆独行、帰入旧廬有相識、一窓梅月照寒更。  甫水 円了道人

(南半球五万哩余の行程、雨で髪を洗い、風にくしけづり、たったひとりで旅するを慨嘆する。わが家に帰えればなじみのものがあり、窓より見る梅に月は寒さの深まりを照らしている。)

[#改ページ]

緒言

青空文庫の作品カード