吉井 勇

雑魚寝

「吾八」の歌を探すので「祗園歌集」を読み直していると、はからずも「雑魚寝」と題する数首の歌にめぐり会つた。それは、

かより合ひ転び合ひたる雑魚寝びと遊び倦きたるあけがたの月

世之介の大原の里の雑魚寝よりわれの雑魚寝はなまめかしけれ

夏の夜のあからさまなる雑魚寝さへあさましからず君の恋しき

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