小川 未明

お姉ちゃんといわれて

光子さんが、学校へいこうとすると、近所のおばあさんが、赤ちゃんをおぶって、日の当たる道の上に立っていました。

「お姉ちゃん、いまいらっしゃるの。」と、おばあさんは、声をかけました。

光子さんは、にっこりとしたが、そのまま下を向いて、だまっていってしまいました。

「わたし、お姉ちゃんでないわ。」と、光子さんは、つぶやきました。

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