小川 未明

こがらしの ふく ばん

夜が ながく なりました。おかあさんは おしごとを なさって います。その そばで、きょうだいは 火ばちに あたりながら、くりを たべて いました。

「リンリン リンって、なんの 音だろう。」

ふいに、正ちゃんは あたまを あげました。

「ねずみが おかってへ でて、なべに さわったのでしょう。」

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