小川 未明
子供どうし
学校から帰りの二少年が、話しながら、あまり人の通らない往来を歩いてきました。
「清ちゃん、あのお庭に咲いている赤い花はなんだか知っている?」と、一人が、立ち止まって垣根の間からのぞこうとしたのでした。
「孝ちゃん、花じゃない、赤い葉鶏頭だよ。」
「ちょっと見ると、花みたいだね。」
小川 未明
学校から帰りの二少年が、話しながら、あまり人の通らない往来を歩いてきました。
「清ちゃん、あのお庭に咲いている赤い花はなんだか知っている?」と、一人が、立ち止まって垣根の間からのぞこうとしたのでした。
「孝ちゃん、花じゃない、赤い葉鶏頭だよ。」
「ちょっと見ると、花みたいだね。」