小川 未明
写生に出かけた少年
野原の中に、大きなかしの木がありました。その下で、二人の少年は、あたりの風景を写生していました。
あちらには町があって、屋根が強い日の光にかがやいています。こちらには、青々とした田圃があって、野菜の花が、白に黄色に、咲いているのが見られました。
「僕は、あの並木を描こう。」と、西田が、いいました。
だまって、南は、じっとひとところを見つめては、チョークをうごかしていました。
小川 未明
野原の中に、大きなかしの木がありました。その下で、二人の少年は、あたりの風景を写生していました。
あちらには町があって、屋根が強い日の光にかがやいています。こちらには、青々とした田圃があって、野菜の花が、白に黄色に、咲いているのが見られました。
「僕は、あの並木を描こう。」と、西田が、いいました。
だまって、南は、じっとひとところを見つめては、チョークをうごかしていました。