小川 未明
僕のかきの木
もう、五、六年前のことであります。
ある日、賢吉は、友だちが、前畑の中で遊んでいる姿を見つけたから、自分もいっしょに遊ぼうと思って、飛んでいきました。
「清ちゃん、なにをしているの。」と、立ち止まって、声をかけると、
「赤がえるを見つけているの、君もおいでよ。」と、清次が、答えました。賢吉は、みょうが畑の中へ入りました。
小川 未明
もう、五、六年前のことであります。
ある日、賢吉は、友だちが、前畑の中で遊んでいる姿を見つけたから、自分もいっしょに遊ぼうと思って、飛んでいきました。
「清ちゃん、なにをしているの。」と、立ち止まって、声をかけると、
「赤がえるを見つけているの、君もおいでよ。」と、清次が、答えました。賢吉は、みょうが畑の中へ入りました。