小川 未明

水七景

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村から、町へ出る、途中に川がありました。子どもは、お母さんにつれられて、歩いていました。

橋をわたりかけると、子どもは、欄干につかまり川を見おろしました。水が、あとから、あとから、流れてきて、くいにぶつかっては、うずをまき、ジョボン、ジョボン、と、音をたてていました。子どもは、ふしぎそうに、それを見まもり、

「お母ちゃん、水が、なにかいっていますね。」と、いいました。

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