坂本 竜馬
手紙
春猪どの/\、
春猪どのよ/\。此頃ハあかみちやとおしろいにて、はけぬりこてぬり/\つぶしもし、つまづいたら、よこまちのくハしやのばゞあがついでかけ、こんぺいとふのいがたに一日のあいだ御そふだんもふそふというくらいのことかへ。
をばてきのやんかんそふもこのごろハ、ちとふやり/\と心も定めかねをりハすまいかと思ふぞや。たいての※(コト、1-2-24)なり候や、二町目へすてしめてもよかろふのふ。
おまへハ人から一歩もたして、をとこという男ハ皆にげだすによりて、きづかひもなし。又やつくと心もずいぶんたまかなれバ、何もきづかいハせぬ。