小川 未明
いちじゅくの木
年郎くんと、吉雄くんは、ある日、学校の帰りにお友だちのところへ遊びにゆきました。そのお家には、一本の大きないちじゅくの木があって、その木の枝を差して造った苗木が、幾本もありました。
「この木を持ってゆかない? 二、三年もたつと実がたくさんなるよ。」と、友だちはいいました。
「ほんとう? そんなに早く、実がなるの。」と、二人は、おどろきました。
「ほんとうさ、このいちじゅくは、とても大きくて、うまいんだよ。」と、友だちは、自慢したのであります。
小川 未明
年郎くんと、吉雄くんは、ある日、学校の帰りにお友だちのところへ遊びにゆきました。そのお家には、一本の大きないちじゅくの木があって、その木の枝を差して造った苗木が、幾本もありました。
「この木を持ってゆかない? 二、三年もたつと実がたくさんなるよ。」と、友だちはいいました。
「ほんとう? そんなに早く、実がなるの。」と、二人は、おどろきました。
「ほんとうさ、このいちじゅくは、とても大きくて、うまいんだよ。」と、友だちは、自慢したのであります。