小川 未明

正ちゃんとおかいこ

東京の町の中では、かいこをかう家はめったにありませんので、正ちゃんには、かいこがめずらしかったのです。

「かわいいね。ぼくにもおくれよ。」といって、学校へお友だちが持ってきたのを三匹もらいました。

そして、だいじにして、紙に包んで、お家へ持ってかえると、みんなに見せました。

「あたし、こわいよ。」と、妹のみつ子がにげだしました。

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