小川 未明
真坊と和尚さま
夏休みの間のことでありました。
がき大将の真坊は、先にたって、寺のひさしに巣をかけたすずめばちを退治にゆきました。
「いいかい、一、二、三で、みんないっしょに石を投げるのだよ、うまく命中したものが偉いのだから。」と、いいました。みんなは、目をまるくして真坊のいうことを聞いていました。
「はちが追いかけてくると、こわいな。」と、臆病な常ちゃんが、いいました。
小川 未明
夏休みの間のことでありました。
がき大将の真坊は、先にたって、寺のひさしに巣をかけたすずめばちを退治にゆきました。
「いいかい、一、二、三で、みんないっしょに石を投げるのだよ、うまく命中したものが偉いのだから。」と、いいました。みんなは、目をまるくして真坊のいうことを聞いていました。
「はちが追いかけてくると、こわいな。」と、臆病な常ちゃんが、いいました。