小川 未明

玉虫のおばさん

ある日、春子さんが、久代さんの家へ遊びにまいりますと、

「ねえ、春子さん、きれいなものを見せてあげましょうか。」と、いって、久代さんは、ひきだしの中から、小さなきりの箱を取り出しました。

「この中に、なにが入っているか、あててごらんなさい。」と、笑いながら、いいました。

春子さんは、なんだろうと思いました。いくら頭をかしげてもわかりません。

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