吉川 英治

私本太平記

国土病む

直義は残って、なお重臣たちと、今後の方針をかためあった。

御逃亡の君については、詮議はもちろん、尊氏の意を服膺して、むしろ予想しうる二次、三次のそなえに心をくばるべきであるとし、ほどなくみな、退出した。

そのあと。

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