吉川 英治

雲霧閻魔帳

人生・間の山

なるべく、縁起の吉い日にしようぜ。御幣をかつぐ訳じゃないが、物は縁起ということもあるし、お互い様に明日の首の座は分らない。こちとら、白浪渡世――

いうにゃ及ぶ。

さて、その日は?

青空文庫の作品カード