吉川 英治柳生月影抄弟の窓・兄の窓一紺屋の干し場には、もう朝の薄陽が映している。干瓢のように懸け並べた無数の白い布、花色の布、紅い模様のある布などが、裏町の裏から秋の空に、高々と揺れていた。青空文庫の作品カード