牧野 信一

会話一片

(Aは友Bは私)

A「潤一郎の卍といふのを読んでゐる?」

B「面白さうだ、が余り短いので読まないよ。彼のものは長いのを一時に読むのが愉快だ。本になつたら読む。」

A「僕は大概始めから続けて読んでゐるが相変らず面白いよ。」

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