小川 未明

竹馬の太郎

太郎は、お父さんや、お母さんのいうことを聞きませんでした。竹馬に乗ることが大好きで、毎日、外へ出て竹馬に乗って遊んでいました。

竹馬の太郎といえば、村じゅうで、だれ知らぬものはないほどの腕白子でありました。まだ、やっと六つでしたけれど、大きな子供の中にはいって遊んでいました。

「太郎や、そんなに外に出て、遊んでばかりいてはいけない。お家へはいってお母さんのおてつだいをなさい。」

と、お母さんは、いっても、太郎は、ききませんでした。

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