小川 未明
日がさとちょう
ある山の中の村に、不しあわせな二人の娘がありました。
一人の娘は、生まれつき耳が遠うございました。もう一人の娘は、小さな時分にけがをして、びっこであったのであります。
この二人の娘は、まことに仲のいいお友だちでありました。そして二人とも性質のいい娘でありました。
二人の女の子は、どちらも十四、五歳になったのであります。そして、それぞれなにかふさわしい仕事につかなければなりませんでした。
小川 未明
ある山の中の村に、不しあわせな二人の娘がありました。
一人の娘は、生まれつき耳が遠うございました。もう一人の娘は、小さな時分にけがをして、びっこであったのであります。
この二人の娘は、まことに仲のいいお友だちでありました。そして二人とも性質のいい娘でありました。
二人の女の子は、どちらも十四、五歳になったのであります。そして、それぞれなにかふさわしい仕事につかなければなりませんでした。