李 箱

熱河略図 No.2

1931年の風雲を寂しく語つてゐるタンクが早晨の大霧に赭く錆びついてゐる。

客桟の※(「火+亢」、第4水準2-79-62)の中。(実験用アルコホルランプが灯の代りをしてゐる)

ベルが鳴る。

小孩が二十年前に死んだ温泉の再噴出を知らせる。

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