李 箱
隻脚
松葉杖の長さも歳と共に長くなつていつた。
新らしい儘溜まる片方の靴の数で悲しく歩いた距離が測られた。
何時も自分は地上の樹木の次のものであると思つた。
青空文庫の作品カード