桜間 中庸

冬の逗子

わびしさのつもれば獨り訪ね來て悲しき海の冬を聞くなり

水面擦り飛ぶおほ鳥の眞白なる翼に疲れ見えて哀しも

うら枯れし濱晝顏のながながと此處別莊の裏につゞけり

半島の岩に碎くる波見えて浪子不動に日は暮れなずむ

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