桜間 中庸

窓を開く

これが十二月の空であらうか。風は北極に流れて行つたらしい。

この空のあをさはどうだ。

みの虫みの虫。みの虫だと思つたのはアカシヤの實の莢であつた。

みの虫みの虫、風に吹かれてみのを着たまま飛んでつたとうたつた童謠詩人を思ひだす。

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