陀田 勘助
手をさし延べよう!
食慾が針のように空らっぽの胃を刺激するかつての日の満腹は夢のようだ生きるために食うのか?食うために生きるのか?どちらでもいい ここで議論は胃を満たさないおれたちは飢え渇えている
凧! 糸の切れた凧だ!生存が切断される 同志よおれたちは要求する 一握のめしを! 麺麭を!おれたちは食物を乞うのでない生きてるゆえに 飢え渇えている者の要求だおれたちは団結しよう! 生存を脅かされている同志よ力は団結の上に!
生産者は飢え貧困は骨を肉をそいでいる搾取者は満腹し豚のように喘いでいる飢えたる同志よ 要求しよう 俺達の生存を!反抗し 幕をたたっきれ!鎖を! 重い鍵を!覆える白き手を!
自動車の爆音が美装した貴婦人の着物が 指環がおれたちの頭上で舞踏しているダンス・マカーブル、……グルルル……ロンド!その足踏が!おれたちの胃の腑を空らっぽにしたんだ慾望が忍従を棄てて生長した燃える食慾 空らっぽの胃の腑は夢をみる何?……何!