森川 義信

海

貝がらのなかに五月の陽がたまつてゐる

砂の枕がくづれると ぼくはもはや海の上へ

いたんだ心臓は波にさらはれ

青絹の野原をきのふの玩具がうごいてゆく

青空文庫の作品カード