野村 胡堂銭形平次捕物控一「親分、良い陽氣ですね」「何んだ、八にしちや、大層お世辭が良いぢやないか。何にか又頼み度い事があるんだらう。金か御馳走か、それとも色の取持か。どつちだ」錢形平次と八五郎は、斯んな調子で話を始めたのです。青空文庫の作品カード