竹内 浩三

愚の旗

人は、彼のことを神童とよんだ。

小学校の先生のとけない算術の問題を、一年生の彼が即座にといてのけた。先生は自分が白痴になりたくなかったので、彼を神童と言うことにした。

人は、彼を詩人とよんだ。

彼は、行をかえて文章をかくのを好んだからであった。

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