北原 白秋

とんぼの眼玉

はしがき

山火事焼けるな、ホウホケキヨ、

可愛いい小鹿が焼け死ぬぞ。

これは春の暮、夏のはじめの頃に、夕方かけて、赤い山火事の火の燃える箱根あたりの山を眺めて、この小田原の町の子供たちが昔歌つた童謡の一つだと申します。

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