野村 胡堂

水中の宮殿

父の汚名を雪ぐ――大事な使命

「お嬢様、大急ぎで鎌倉の翠川様の別荘へいらしって下さい」

「どうしたの、爺や」

「どうもしませんが、夏休になったら、泊りにいらっしゃるお約束じゃございませんでしたか」

青空文庫の作品カード